2/28(火) 強い…!

前場はエルピーダショックの影響が多少は見られたものの、
後場になって猛烈な反騰となった日本市場。
終わって見れば日経は9722円と前日比+88円。
日経平均先物に至ってはなんと9760円引けと圧巻の強さです。
朝の日記で多少はダメージがあったと記した業種の株も
一旦は下げたものの後場になって一気に順調に回復。

例えばSUMCOなどは大きく戻して前日比プラスで引けました。

ここからは体感的な話(検証はしていない話)になりますが、
月末恒例のドレッシング買いが1日早く来るパターンも
わりかし多いように感じるので、もしかしたらその影響もあったのかも
知れませんが…それにしても凄まじい上昇を見せた後場でした。
うーむ、強い…!
 
 
 

エルピーダショック、影響軽微?

アメリカ市場がまずまず値を保ってくれたのも手伝って、
いまのところエルピーダ以外の銘柄に出ている影響は
限定的な感じですね。

アドバンテストなどの一部半導体関連株や一部製造業株には

さすがにダメージはあったようですが、それ以外へのダメージは
全体的に軽微な雰囲気。
かなりの影響があると思っていたSUMCO・ローム・シャープなどは
いまのところ寄り底気味で下げ幅も大きくないようです。
変わったところでは何故か太陽光銘柄が大きく下げていますが…
これは関係があるのかないのか…
(何か他の材料があったのか?それとも単なる過熱感か…?)
 
 
 
 

2/27(月) エルピーダショック!?

エルピーダ、会社更生法の適用申請に

ついに出ましたね…!
増資、増資を繰り返して非常に苦しい状態にある
エルピーダでしたが、ここへ来て万策尽きた模様です。
さて、日経先物のほうも、このニュースを受けて
イブニングで18:30現在9510~20円前後と、
引け値から100円以上朝と比べると200円程下げています。
まさに、エルピーダショック、といったところでしょうか。
ここのところ長く続いてきた絶好調の相場に
冷た~い冷や水が注がれてしまった格好です。
(昨日時点では決して弱気ではない、と宣言して
しまいましたが、思い切り曲げてしまいました!)
時価総額1000億円規模のエルピーダに
こういった事態が起こったとなると、
相場全体への影響も大きいのは必然。
明日の朝は全体的にかなり安くなるのを
覚悟したほうがよさそうです。
以上、取り急ぎでの更新でした。
 
 
 

短期的(今週の)展望

ここからの短期的な展望(主に今週の立ち回り戦略)を、
当たるも八卦、当たらぬも八卦で書いてみたいと思います。
(ホントによく外すんで、それを承知で見てくださいませ!)
さて、まずは金曜日のイブニングと、アメリカ市場の動向から。
日本市場のイブニング先物は夜中3:00時点で
9730円と、また一段とハイペースに値を上げています。
同日のアメリカ市場はダウが-0.01%、ナスダックが+0.23%と
そこまで強いとは言えませんでしたが、
CME日経先物(¥)は9700で引けています。
また、為替はドル円が81円前後、ユーロ円も大きく円安と
主要通貨に対する円売りが続いています。
これらを考えると、明日月曜日の寄りは日経9700円前後、
あるいはもう少し値を飛ばして9710~20円ぐらいまで
一気に上昇してスタートする可能性があると考えられます。
このあたりになってくると10000円も意識されてくる
ポイントですし、利益確定の売りも相当出てくるので
上値はさすがにある程度重くはなる感じはします。
ただ、周りを見まわしてみると、今のところはまだ
『上昇に浮かれている人よりも、乗れずに悔しがっている人が多い』
ように感じられるので、この「まだ乗れていない人達」の買い需要も
大きいと考えているので、決して弱気スタンスではありません。
むしろ個人的にはもう少しの間は強気を崩さず引っ張っても
良いのではないかなぁ…と考えております。
ここで、最近気になっている事を1つ挙げます。

特に比較的流動性の小かった株やREIT等を見ていて

明らかに思ったことですが、ここ数週間で大きく急激に
板の厚みが増してきて、流動性が改善されている銘柄が
あちこちで目立って出てきているように感じます。
これは明らかに良い傾向です。
思い返せば2007年頃から2009年頃に渡って、
主に新興銘柄や中小規模の銘柄群において
長いことこれと全く逆の現象が起こっていました。
その後(震災の影響はあったにしろ)、2011年まで
冴えない相場が続いた…という事実は軽視できません。
もしあなたの見ている銘柄の中で
「ああわかるわかる!確かに最近そんな感じの銘柄がある!」
と思い当たる銘柄がありましたら、タイミングを見て
中長期で仕込みはじめてみるのも面白いかもしれません。
この傾向が一時的なもので終わってしまえば
今後にさほど期待は持てませんが、この傾向が半年、1年と
じわじわと続いていけば…
そんなふうに期待してしまいます。
 
 
それでは、今週も頑張っていきましょう!! 
 
 
 

2/21(火) 37年ぶりの快挙

東証2部指数が26営業日連騰、


との事です。(↑リンクあり)
2部指数と言うとどうしても地味でインパクトに
欠ける印象はありますが、逆に考えれば着実に
裾野の方から市場が活性化してきている事だと
言えると思います。
これは中長期的に見て非常に明るい流れと
考えて良いのではないでしょうか。
そして奇遇にも、26営業日というと
丁度私がこのブログで相場雑感を書き始めた
1/17(火)から、ぴったり1度の下げもなく
連騰しているという事になります。
これはすごい偶然…!
“冴えない相場でも生き残れるヒントを書けるように”
との願いを込めて「サバイバル日記」と名付けたのですが、
開始した途端にいきなり絶好調の相場になるとは…
喜んで良いのか悲しんで良いのか複雑です。
(とはいえ、ここは素直に喜んでおきますか!)
さて、本日の地雷はマツダ(7261.東1)でしょうか…
1000億円規模の公募増資+700億円の劣後債発行
計画しているとの発表が複数の関係筋からなされ、
昼休みを挟んで暴落。
(※正式なIRが出て下げたわけではありません)
↓本日のマツダの5分足チャートです。
matuda.png
みごとに下げていますね…
終値は145円と、前日比約10%(-9.94%)の下落でした。
ただ、下がることは下がりましたが、1000億円規模の増資となると
希薄化率は実に3割ほどになる計算です。
それにプラスして700億もの劣後債の発行という事ですから、
情報の出所がやや不明瞭だったことを差し引いたとしても
相当の悪材料と言えそうです。それを考えると個人的には
『よくこの程度の下げでおさまったなあ』という感想が強いです。
(PO投資をしている方なら実感していると思いますが)
2009年~2011年前半までは、公募増資を発表した銘柄
(あるいは噂された銘柄)はとにかく物凄い勢いで
とんでもない安値まで売り込まれることが多かったですが、
最近は公募増資が発表されてもそこまで極端に
売りこまれることは減少してきている感があります。
考えられる要因としては、
市況が良くなってきて増資が以前ほど投資家にとって
ネガティブにとらえられなくなってきたことと、
そして空売り規制が施行された事でしょうか。
ともあれ、明日以降はこの株にも注目してみたいと思います!
 
 

2/20(月) 9500↑では利食い売り多数か

今日も寄りから非常に強い相場ですね!
日経平均先物がなんと高値9570円をつけました。
為替もドル円が一時80円に迫る円安。
明らかに風向きが変わった感じがします。
…とは言え、さすがに9500円を越えた水準では
売りが優勢になっているようで(利益確定売り?)
現在の日経平均先物は9480~9500円前後と、
9500円を睨んだ攻防となっております。(13:50現在)
個別では鉄鋼株が非常に強く、
逆に弱いのはSNS関連株や新興株など。
ジャスダックやマザーズの指数は大きく下げています。
以下個人的な展望になりますが、
さすがに先週の急騰っぷりが凄まじかったので、
今週の新規買いは相応のリスクはありそうです。
とは言え、主力で直近の高値をブレイクする銘柄が
元気に上げていたり、また強いセクターが鉄、という所も
どうやら大相場を予感させるものがあるので、
決して弱気ではありません。
買いなら循環物色の次の手を読んでINがクレバーか。
主力に空売りから入るのは勇気が必要でしょう。
また奇策としては、主力の勢いが衰えてきて
新興株やSNS株が盛り返してくる局面があれば、
その流れについていく、といった戦法も
なかなか面白そうではあります。
使える機会があるかどうかまではわかりませんが。

また、強い相場の中にも地雷が潜んでいることだけは

ゆめゆめ忘れてはいけません。
あくまでこぼれ話として取り上げますが、
ユニバーサルエンターテイメント(6425.JQ)が悪材料
大陰線・14時現在ストップ安張り付きとなっております。
ただ、朝イチの時点では材料を知っていた人が
少なかった様子で、ストップ安と比べて1/4程度の
下げ幅で寄り付きを迎えたのですよね。
(その後、猛烈に売られましたが…)
見方を変えると、朝イチは逃げるには最適なチャンスでした。
かなり難しいことかもしれませんが、
持ち株が朝イチの時点でこういった「異様な雰囲気」を
醸し出していたときは、出来るだけ素早く逃げるのも
リスク管理としてはひとつの方法ではあるのでしょうね。
そこまではさすがに…という方は、
「市場ではこういう事もあるんだ…」という事を肝に命じ、
無理なポジションを取らないように普段から心がける
ことを強くオススメしたいと思います。
…え、僕がユニバーサルをトレードしたかって?
そうですね…こういう鉄火場を見つけたら
とりあえず少しは参加しとくのが礼儀ってモンですよね!
というわけでちょこっとだけお小遣いを稼がせて頂きました。
怖かったのであくまでもちょこっとだけ…
 
 

2/16(木) 遅くなりました!

遅くなりましたが簡潔に!

さて、今年一番の上昇相場だった昨日に対して、
今日は大型を含め多数の銘柄が多少反落したのですが、
ここまでの上げに比べるとまだ僅かに押した程度。
ここで買い手にまわるのは難しかったかと思います。
…が、イブニングの日経先物はそんな人々を
あざ笑うかのように、24時現在で9300円近辺まで上昇。
押し目待ちに押し目無しというのはよく言ったものです。
ここからの動きは為替やアメリカ市場の影響を
受けるのでしょうが、仮にこのまま9300の攻防のままで
明日にもつれこむと、買い方と売り方ががっぷり四つに
組み合っての対決になるので相当見ごたえがありそうです。
9000→9300に上がる際に相場を牽引してきた
メガバンクを筆頭とした大型株やファナック等、
また、上昇相場先鋒隊である海運に証券、不動産…
このあたりがさらに上を試すのかどうかで
ここから先の全体の命運が決まりそうな気もします。
では、明日は明日の風が吹く、ということで
おやすみなさいませ!
 
 

2/15(水) 号外

あまりに強い相場なので異例の場中更新です!

現在のところ日経平均なんと+225円!
うーん、こんな強い東京市場は久々に見ました。
幅広くあちこちが騰がっていますが、
特に大型で流動性の良いところ、需給の良いところが
猛烈に買われていますね。
自動車・メガバン・不動産の大きな所が強い強い。
天井知らずの海運も強く、保険・証券といった
全体の市況に敏感なところも大きく上げております。
特に上げている銘柄・業種を見ていると、
金融緩和によるインフレ化(デフレ脱却?)が意識されている
可能性も高そうな感じがします。
あくまで感じなので確信ではありません。
昨日注目したはずのファナックも現在+5.14%と大幅高。
でも僕個人は持ってないんですけどね、、、(苦笑)
取り急ぎの場中更新なので、こんなところで。
最後に蛇足で、ツイッターで呟いた一言を転載で。
今ポジ持ってない人は、ここから新規で買っちゃう人は
バブルですっごく儲かるけど、10年間相場やってると
ダメな相場のどこかで死ぬ気がする。
でもここで新規で売っちゃう人はバブルで売って退場しそう。
結論として今ノーポジの人は個別需給読みに相当自信が
無い限り安易に手を出さないほうがいいのでは、と思う。




追記:
安易に手を出すなというのは一切勝負するなって
言ってるのではなく、狙いをバッチリつけろってことです!

どうか考えてみてください。今慌てて飛びついた人と、
今日の朝や昨日以前から買いポジションを持ってる人では
心理的な優位度が全然違いますよね!?

すぐにでも飛びつきたくなるときこそ、じっと我慢もして、
「ここだ!」ってバッチリ狙いをつけてINすることによって
「飛びついたその他大勢」と差をつけることが出来ます。
相場の世界では他人と差をつけてナンボなので。。。

2/14(火) バレンタインデー相場

昨日取り上げた東電株ですが…

本日終値202円(前日比+1)で、場中も少し上下しただけ。
なんというか、想定していたより地味な動きでした。。。
もしかしたら昨日の激しい動きでスタミナを使い果たして
しまったのでしょうか…
この程度の動きしかしないんだったら
一体何のために昨日あれだけ取り上げたんだろう
と思ってしまいます。
こんなことが続くと、これを読んでくれている皆様が
『Tyunが大騒ぎしているときは大して動かないんだな!』
って思ってしまいそうですが
全然そう思ってくれていいです!(笑)
実際ワリとそうなので。
相場全体はかなり強く、19時50分現在で日経平均先物は
9090円近辺と、重たかった9000円を力強く越えてきました。
本日の業種別では不動産業が+3.45%と圧倒的な強さ。
続いて、その他金融業、海運業。
海運業はこちらのサイトを見てもらえればわかる通り、
25日騰落レシオがえらいことになっています。
ここ連日いかに騰がってきたか、ということですね。
また、みずほ・三井住友FG・三菱UFJといった
メガバン軍団もここ最近絶好調な動きを続けています。
日経寄与度の高いファナックあたりも
ここ数ヶ月に渡って何度も跳ね返されている13000円付近を
見事に上に抜けつつある感があり、このまま上に行けば
面白いのではないか、といった形になってきている印象です。
このあたりを明日以降注目していこうかと考えています。
ところで、今日はバレンタインデーでしたが、
何やらこんな記事があったのですね…
直近の10年間のバレンタインデーは全て株価(日経平均)が
上昇しているとは初めて知りました。
今日も上がったのでこれで11年連騰でしょうか。
本当にバレンタイン効果があるのかどうかは
わかりませんが、偶然にしては凄い確率です。
うん、結果論として今日も上がったから言えることですが
昨日の日記でこの記事を取り上げておけば良かった…
次からはもっと早くこういうネタを仕入れられるように
頑張っていきたいと思います!
 

2/13(月) 相場雑感(東電雑感)

本日もおつかれさまでした!

相変わらず幅広く循環される強い相場が続いております。

イブニングも8時現在9020円と堅調。
中長期で堅調な銘柄を安く拾っている方にとっては
まさにウハウハな相場なのではないかと思います。
ただデイトレに関しては少し雰囲気が変わってきたのか、
順張り一辺倒ではあまり通用せず、むしろ逆張り気味の方が
比較的有利になる局面なのではないかな~と感じました。
あまりチマチマと流れに乗ろうと必死に走りまわるよりは、
ドーンと腰を据えて腹を括っている人のほうが
報われている人が多いようですね。
さて、今日のネタはもう・・・
東電 しかないですね。
よりによって12:27にこんな材料を出すものだから。
いきなりやってくれました。もう見てくださいこの動き。
「上下幅10%の行って来い」です。
(↓本日の東電の5分足チャートです)
touden.png
この材料、ぱっと見かなりの好材料に見えるのですが、
よく考えてみると実際なところあやふやな感じがします。
そんなモンを12時27分、後場がはじまる直前
発表しちゃうんだからまぁ、、、こうなりますわな。。。
見れば見るほど酷い動きです。
12:30~12:35の上昇中に買った人・売った人、
その後の215近辺の攻防で転換点の中立ちまわった人、
そして下落局面でポジションを持っていた人…
それぞれの人の考えと心の叫びがチャートから聞こえてきそうです。
…あ、聞こえない人は騙されたと思って聞こうと試みてくださいませ。
そういった試みの積み重ねがとても大切だと考えているので。
ちなみに今日の引け後に東電の決算も出ており、
主な内容は2012年3月期の当期赤字予想を
従来の6000億円から6950億円への修正とのことです。
赤字額がさきほどの記事の6900億円の追加融資という額と
額がぴったりかぶっているのがあまりに露骨に臭いですね。
うーん、臭う!
さて、この決算発表が明日市場でどう受け止められるかですが、

正直全く予想がつきません!!
安直に考えれば赤字拡大発表=下げ と考えてしまうところですが、
普通の会社でも赤字拡大決算が出ても株価が上昇するケースが
よく見られる最近の東京市場。
その中において、まさに東京市場の無法地帯、ホットスポットを
通り越してデンジャラススポットとも言えるこの東電株なのですから、
そりゃ~安易には読めません!
一応の目安としてPTS市場も見てみましたが、
非常に閑散としていてアテにはなりませんね。
(ちなみに20時現在、今日の終値201円に対して
 買いが200円、売りが203円に入っています)
買い方も売り方も、持ち越した方は眠れない夜になりそうです。
…え、私?
いやだなぁ、東電の決算持ち越しなんてギャンブル
するわけないじゃないですか。ははは…
…すみません。実は、ちょっとだけしてます。。。
買いか売りかは、内緒で… (煽りになっちゃうといけないので)