あけましておめでとうございます!

2014年大納会は場中もイブニングも急落の荒れ相場で終わりました。

そして新年明けて少しは落ち着くかと思いきや、

日本市場が開く前から為替もシカゴ日経先物も上へ下へと大荒れ…

 

なんだか『2015年・荒れ相場』を予感させる年末年始の動きですが、

荒れれば荒れるほど相場は面白いので望むところです。

 

というわけで、今年もよろしく宜しくお願いします!

 

 

さて、新年一発目ということで、少しはマジメな事を。

 

『株の初心者がまず何かひとつ心がけるとしたら、

 どんな事に気をつけたら良いのだろうか?』

 

これについてお話していきたいな、と思います。

 

 

そりゃもー株なんてアレですよ

 

長期投資なら増資粉飾、はてはリーマンショックみたいな暴落がありえますし、

短期ならそれこそBNFさんやcisさんのような化け物たちが

マワシばんばん叩いて待ってる土俵に上がって戦うってことですから、

何かひとつ気をつけなきゃいけないどーこーどころの騒ぎではないわけですが、

 

【自分が間違いを犯す可能性があることをまず自覚する】

 

これが最も重要だと考えています。

 

 

初心者だけではなく熟練者でもままあることですが、とにかく人間ってモンは

「自分の間違いをそうそう認められない」ように出来ています。

 

まずはここをどうにか思考矯正して、

「間違いなんて日常的に犯すモンだ。間違ったら素早く対処すりゃーいい!」

って割り切るのがホント大事です。

(単純に損切りを早く行え…というのとはチョット違う。似てるけど違う)

 

これが出来てりゃー去年の収支2000万ぐらいは違ったよなーって

私自身相場暦10年目になって後悔してるくらいにめちゃめちゃ大事です。

 

 

間違いを早く認めすぎると損切り貧乏になったり、ひどい例になると

ドテンして往復ビンタを3回ぐらい喰らっちゃうケース、そりゃありますよ。

 

ただ、今まで見てきた感じだと、損切り貧乏で苦しんでる人よりも、

意固地になって間違いを認めず引くに引けない勝負をする癖がついちゃってる人のほうが

100倍ぐらい辛そうにしてますし、退場してる人も圧倒的に後者が多いです。

 

【引くに引けない勝負なんて、した時点で大体負け】

って思っといてイイです。これホントに。

 

ドテンで往復ビンタを食らい続けるのは、一見見切りが早すぎる故の損切り貧乏に見えますが、

実際はこれも引くに引けない勝負の一種です。

ドテンにしろポジションの取り直しにしろ、2~3回やって全部ダメなら

もうその相場では「ポジションを取ることそのもの」が間違いなのです。

「ポジを持たなきゃいけない」という勝負からしばらく一歩引いちゃえばいいんです。

これはこれで辛いことなんですがしゃーないです。。。

 

 

中長期スパンで株をやっている人だと

「私は長期投資で割安株を拾って数年単位で待つ。ちょっと下がっても間違いじゃない」

こう考える方も多いです。

 

うん、これは考え方そのものはアリです。

デイトレ屋の私が言うのも何ですが、株の王道は本来長期投資です。

 

ただ、長期で株を持ち続けるってのはそれだけ理不尽な材料やら、相場全体の暴落の

リスクを抱えることでもあります。その時に苦しむようなら、やっぱりそれは「間違い」なんです。

 

例えば、リーマンショックみたいのが来て苦しんでいるのならば、それは

『資金投下の仕方が間違っていた』ということですよね?

(上記の例の人だったら大規模ショックの時こそ超割安株大量発生のバーゲンセールなので、

それがチャンスでなくてただ苦しいってことは、その時点でのキャッシュポジションが少なすぎる)

 

どんな時間軸でどんな狙い目をもって相場を張るにしろ、

「間違いを認めて、引く時は引く」というのは絶対に必要な事なのではないかな、と

私は確信しております。

 

 

 

というわけで、2015年は決意新たに

 

「間違いを認めて、引く時に引く年」

 

にしたいと自戒を込めて!そして素早さのギアを2段くらい上げて!頑張ります!!

グリーの本日のPTSに見る、オワコン株空売りの罠

ツイッターに書いたところなかなかの反響があったので、

こちらで詳しく書きます。

 

 

本日のグリーのPTS。

引け値750円に対して、22:16現在でなんと876円と、

引け値から+16.8%も上がって推移しています。

しかも、PTS開始後2時間程はストップ高(900円)に

張り付いていました。とんでもない暴騰です。

 

上がっている理由は「LINEとゲームコンテンツ開発会社を設立」とのこと。

確かに今勢いに乗りに乗っているLINEと組んで会社設立となれば

なかなかのインパクトかもしれません。

 

…にしても、PTSでストップ高をつけるほどのことか…?

と思って貸借を見てみたら、ここで納得しました。

なんと日証金ベースで500万株以上の売り長。

(信用売りされている株が、信用買いされてる株よりも500万株も多い)

グリーの最近の出来高は1日200万株ぐらいなので、

これはかなり売りが溜まっている状態です。

 

グリーは2012年6月期の連結決算では約480億円もの純利益を

叩き出しておりますが、そこからは業績は下落に転じ、

2014年6月の連結決算では同約180億円。

およそ3分の1にまで落ち込んでしまいました。

ソーシャルゲームでなかなか当たりを出せず苦戦しています。

 

この銘柄は個人に人気があっただけに、皆が苦戦の事実を知っています。

そのため、言い方が少し悪いですが

「オワコン株の空売りで儲けてやろう」と考えた

個人投資家たちの格好の空売り対象となってしまっているのでしょう。

(オワコン=一時は栄えていたが現在では見捨てられてしまったことを指すネットスラング

 

つまり、このPTSでの高値は、今回の好材料に伴う

『空売った人たちの買戻し圧力を見越してのもの』である可能性が高く、

空売りが溜まっていたためにより強く買われているものと考えられます。

 

 

ここで結論を言うと

 

皆がオワコンって考えているものを売ってもあまり美味しくない事が多いです。

「まだいけるだろう」って考えている人が多数を占める段階から、

「あれやっぱオワコンなのかな…」と皆が認識するようになるまで。

この間が、スイングや中期の空売りで最も美味しい期間。

それを過ぎたら賞味期限切れ、です。

 

厳密に言うと、オワコン株であればあるほど、

そしてそれに空売りがたまっていればいるほど、

ちょっとでも良い材料が出たら一気に上がってしまいます。

 

優等生が良いことをしてもあまり褒められないのに、

不良がちょっと良いことをするとめっちゃ褒められたり

イメージがものすごく良くなったりするのと同じです。

 

その上げの勢いは強烈なので、半端な覚悟で売っていては、

材料一発であっさり振り落とされてしまうことが多いのです。

 

 

 

私個人としては「強いものを買い、弱いものを売る」トレードは

大好物なので、本業で苦戦し株価も下落傾向にある株の空売りは

しばしば行ってきました。

 

ですが、皆が売っている弱いものを一緒に売るトレードでは、

この要因があるため漫然とやっていては中々効率良く勝てません。

 

どうせ売るなら、デイトレ中心で素早く稼いで脱兎の如く逃げるか。

あるいは、何事にも動じない覚悟で性根据えて売り続けるか。

 

あえてオワコン株の空売りで稼ぐなら、このいずれかに徹する必要があるでしょう。

 

「なんとなく、みんなが売ってるから売りスイング~」

という感覚でトレードすると、割と痛い目に遭ってしまいます!

刻み値変更について、大手メディアに取材を受け…

刻み値変更の件で大手メディア(新聞)に取材を受け、

無事今日発刊されたものにその記事が載りました。

 

 

事前に頂いたメールにて、実際の取引や今後の展望等

詳細に取材するとあったので、そのあたりも頑張って下準備し、

その日の具体的な取引や、その時の考え方、

その後の相場に関する個人的な見解についても

惜しまず述べたつもりです。

 

 

『大半の銘柄に関しては、取引がしづらくなるだけで

まったく意味のある変更とは思えませんでした。

こんな事ではアクティブなトレーダーの多くは

刻み値を変更していない銘柄に流れるだけだろうし、

今回の変更を良いと考えるトレーダーは殆どいないだろう。

ここは是非強調して述べておきたいです』

 

感想そのものでは、

このぐらいの強い調子で否定的な意見も述べておきました。

 

 

が。。。実際に記事になった内容はというと

刻み値変更に概ね肯定的な記事の一角に、

 

「一方、板が見づらくなりやりにくくなったと、

都内在住のデイトレーダーはこぼす。

大型株から新興株にシフトすることになりそうだ」

 

と、まぁ概ねこれだけ…

 

悪く取れば、デイトレーダーが異端者にされていて、

ソイツが苦労しそうだぞ、ぐらいの内容に

見えなくもないなぁと感じました。

(当然ゲラチェックなどは一切ありません)

 

まあ、どうせこんなものだよなぁ…とは思っていたにしろ、

これはあまりにも酷い。

紙面スペースなどの問題もあるにしろ、

さすがに舐められている感じがして良い気分にはなりませんでした。

 

 

なお、当該メディアは、後姿ではありますが、

以前に撮影した私の写真を、その時の記事だけではなく

許可なく別の記事の素材としてweb上で使っておりました。

 

 

記者の方本人に特に非難を向けるつもりはありません。

ここでこういった発言をするあたり、

私が大人気無いのは十分に承知しております。

 

ですが、とある大手メディアの体質というものが

実際このようなものだということを

これを読んでいる方の頭の隅にでも置いていただくと共に、

取材を受けた側がこういった感情を抱いているのだということを

製作側にも今一度自覚して多少なりとも改めて頂ければ

私も本望です。

 

 

なお、大きなメディアでもこういった事がなく、

大変丁寧にこちらの意思を尊重してくださる媒体も

多数存在していることを、一筆付け加えておきます。

 

メディアの取材を最初に受けてから約5年が経ちますが、

それら多くは非常に素晴らしい経験や出会いとなりました。

ブログにて私がこのような発言をした事は今回が初めてです。

 

 

 

読んで頂きありがとうございました。

コツコツだって万能じゃない

おはようございます。
今日は、相場そのものではなく、短期トレーダーの
スタイルについてのちょっとしたお話になります。
デイトレやスイングを主に行う短期トレーダーは、
次の2つのどちらかであることが多いです。
1つは、安定して少しずつ稼ぐコツコツ派のトレーダー。
無理なレバレッジはかけないし、損切りは素早く、
持ち越しもセーブしたりして大損を防ぎ堅実に稼ごうとします。
もう1つは、一気に爆発的に稼ぐ爆裂型のトレーダー。
お祭り株にバンバン乗って、レバレッジもどーんとかけて
一気に大きな額を稼ぐタイプです。良い相場に乗れば
すぐに資産が数倍になる反面、退場リスクも高いです。
どちらが必ずしも優れているというわけではないのですが…
一般的には、コツコツ派=ローリスクであり、
爆裂型=ハイリスクと考えられますし、実際そのとおりです。
ですが、これはあくまでも「運用資産」に対してのリスク。
費やす時間で考えると、爆裂型はむしろローリスク。
稼ぐにしろ破産するにしろ早いからです。
コツコツ少しずつ稼ぐ方法だと、退場リスクが低いかわりに
ある程度の資産に達するにはそれだけ長い時間を要します。
ある程度でも稼げれば良いのですが、
数年間あるいはそれ以上の期間コツコツ退場せずに続けても
生計を立てられるほどには稼げるようになれなかった…
兼業だと「ま、社会勉強になったし、いいか」で済みますが、
専業の場合、時間を費やしすぎるとその後の人生において
厳しいことになる可能性が大きく高まります。
爆裂型で短期間で退場してスッパリ足を洗ったほうが
結果的に良かったのでは…となるケースもゼロではない、
ということですね…
リスクを抑え、退場せずに長期間相場と向かい合って
経験を積んでいけるのは非常に素晴らしいことです。
経験を積むことはそれだけ上達に繋がりやすいからです。
ただし、専業としての人生設計を含めて考えるとなると、
コツコツは逆にハイリスクにもなり得る…
どうしてもこの点だけは注意喚起しておかなければと思い、
徒然と思いの丈を記させていただきました。
コツコツはお勧めである!

…だが、コツコツだって万能じゃない!!

nanapiの「ストレス耐性が高い人の10の考え方」という記事が株にもあてはまりすぎる件

今回のテーマは
「nanapiの「ストレス耐性が高い人の10の考え方」
という記事が株にもあてはまりすぎる件」
になります。

長いタイトルになってしまいました。。。

元の記事はこちらのURLになります。(リンクあり)
まずこちらをご一読くださいませ。
…この時点でなるほどと思った方もいらっしゃるかもしれません。
この記事の内容、ほんの少し言い回しを変えれば
見事に株の世界にもあてはまってしまいます。
ここからは引用部分(青字が株の場合での補足)になります。
■ ストレス耐性が高い人の10の特徴
◎ 1:何事も「まあいいか」と思う
まずストレスをストレスと受け止めず、
ひらりと身をかわすようなスタンスが大事です。
損切りせざるをえない状況や理不尽なことに直面しても、
さらっと受け流して次の勝負にGO。トレーダーの基本です。
◎ 2:「自分は自分」とマイペースを保つ
ストレスを感じやすい人は、人と比較して焦ることが
多いのではないでしょうか。
(例:あの人は資産が自分の10倍もあるよー!
あの人はミクシィ乗れてるのに自分は乗れてないよー!)
人に惑わされないでいられることがポイントです。
◎ 3:「人生は思い通りにならないもの」と思う
人生経験が豊富で、達観した人のスタンスです。
自分にも他人にも多くを望まないことがポイントです。
「人生はどうでもいいことと、どうしようもないことで出来ている」
など、達観できるフレーズを覚えておくのもよいでしょう。
まさにこれ。株は思い通りにはいきません。
熟練者ほどその事を良く知っています。
◎ 4:「タイミングが悪かった」と考える
うまくいかないとき、自分や相手が悪いと思うよりも、
運やタイミングなど、誰のせいでもないものを
落とし所にすることで、ストレスを流すことができます。
少しのタイミングのミスで必要以上に落ち込んでしまって
「自分のやり方は完全にダメなんじゃないか」となって
芯を失ってはいけません。誰でもタイミングを外すことはあります。
◎ 5:「相手にも事情がある」と想像する
人にイライラさせられたとき、相手を責めるより
「相手には相手の事情がある」と寛大な気持ちになれる人は、
人と衝突することも少なく、ストレスも溜まりません。
大きな売りをぶつけてきた人の事情を想像しましょう。
悪材料の発表や公募増資にも、せねばならぬ事情があるのです。
寛大な心を持ちましょう。私には無理ですが(本音)
◎ 6:「これもいい経験になる」ととらえる
困難なことにぶつかったとき、自分の力量以上のことを
期待されたときも、自分の成長につながると思えると、
ストレスを前向きにとらえることができます。
暴落が起こった時も、暴騰に乗れない時も、全ていい経験です。
バッチリ記憶して成長して次に生かしましょう。
◎ 7:自分のストレスを分析してみる
自分がどんな刺激や状況に弱いのかが分析できると、
ストレスを避けたり、克服したりする工夫につながります。
一度自分のストレスと向き合ってみることも必要です。
自分が苦手な相場状況や銘柄を把握して、
それを避けるなり克服したりするのはとても重要です。
得意分野だけで勝負しても十分通用します。
◎ 8:周りを頼ることができる
ちょっと「困ったなあ」と思うとき、上手に周りに頼ったり、
相談したりしながら物事をすすめることで、限界まで抱え込む
ことを避けられます。適度に負荷を減らしながら、こつこつと
走り続けることで、結果的にストレス耐性の高さが身に着きます。
不調の時は他人のアドバイスに頼ることも必要です。
ひとりで頑張りすぎるよりも、波に乗ってる知り合いに
どうすりゃいいのかな~って気軽に聞いてみることも上達のコツ。
◎ 9:上手に現実逃避ができる
煮詰まったときは、ちょっとそのことから距離をとることも必要です。
本を読んだり、映画を見たり、風景写真を眺めたり、
ストレス源とは別の世界に入れる方法を持っておくとよいでしょう。
これもたいへん重要です。
噛みあわない状況が続くなあと思ったら、
一旦株から距離を取ってみるのは良い方法です。
デイトレの場合でも、連敗してしまったときは
10分でもいいのであえてパソコンの前から離れて
別の世界に入ってリフレッシュすることもアリです。
◎ 10:世界をとらえる視点を変えてみる
様々な視点で世界を見てみることも有効です。
「人間の細胞は毎日生まれ変わっている」とか、
「地球上に生命が存在することは奇跡」など、
科学や宇宙に思いをはせると、
日々の些細なことは気にならなくなります。
究極の悟りですね。



いかがでしたでしょうか。
ストレスをバネにすることが上達に繋がる事は確かにありますが、
ストレスを溜めこみ過ぎるよりは、
うまいことストレスを受け流して良いメンタルを保つ。
この心がけを私としてはオススメします。

続・オリンピック相場

おはようございます。

建設株などのオリンピック関連株が今日も堅調です。
本命は大成建設(1801)でしょうか。
凄まじい勢いで大きく上がっています。
ケネディクス(4321)もかなりの強さです。
買う暇すらないのは東急建設。S高です。
オリンピックに関連する投信なんかも
これからおそらくドンドン売り出されると思われます。
営業をかける側からすると説明しやすく売りやすいですし、
売りやすければそれだけ手数料収入が見込めるので
間違いなく出るでしょう。
すると、それを見越した投資家はどう動くか。
『これから投信が売り出されて、実際に市場でその投信の買いが
実行されるまでには十分な時間がある。じゃあそれまでに
投信が買ってくれそうなところ(建設株や不動産株やカジノ株)を
あらかじめ買っておこう!』
このように考える方は多いのではないでしょうか。
つまり「投信に売りつけることをもくろんだ先回り買い」
これが入る状況が発生すると思います。
(これがまさに今だと思います)
総じてこういったイベントものの投信というのは
『先回りした人に高値で売りつけられやすい』
という特徴があります(笑)
高い手数料を取られて、先回りで他の投資家に
カスメ取られてることがわかっている商品を買うのは
ちょっとおいしくありません。
なので、オリンピック投信を買おうかなって考えている人は
素直に自分で 今 本線銘柄を買いましょう!

プライドの高い人に捧げる処方箋

自分の見込んだ株が上がらなかった時など、

持っているポジションが思い通りの動きに
ならなかった時は、望む望まないにかかわらず
一旦ポジションを手放して体勢を立て直す
ことが必要になるケースが多いです。
「このポジションは間違っていた」
一旦認める行為です。
いわゆるロスカット(損切り)と言われるものですが、
これが出来ない人には共通する特徴があります。
それは
プライドが高い
という共通点です。
プライドが高い人ほど自分の間違いを認めたがらないため、
ロスカットが非常に苦手で、そのせいで上達が遅れたり
1度のミスで大きなダメージを受けてしまうケースが目立ちます。
たいへんもったいないことです。
これについて処方箋をひとつ。
「間違いを認める」際にこう思ってしまえば良いのです。
『おおお!今でさえこんな有能なオレ様が

間違いを発見してしまったぜ!

これを治せばさらに強く完璧になれる…』
そうです。
間違いを認めることは、
本来プライドが傷つくことではないんです!!

自分がさらに強く完璧な存在に近づくことなのです!!
この考え方、いかがでしょうか(笑)

相場が合わないな…と感じた時

「最近の相場は自分には合わないな…」
過去1度もこう感じたことが無い人はまず居ないと思います。
どんな人でも得意な相場、苦手な相場はあります。
そして苦手な相場が続いて成績も低迷し、
「このままでいいのか!?」

と落ち込んでしまうことはしばしばあることでしょう。
(私もよくあります)
こういう時に取る方法としては、
次の2つが考えられます。
1.ロットを落とす・トレード回数を減らす
ロットを落とせば流動性の高くない株でも売買しやすく、
損切りに躊躇する事も減るでしょう。
トレード回数を減らせば1回1回のトレードに
より慎重になり、精度が高まります。
私の場合は
「月ベースでマイナスを喰らう」
「3日連敗した」

なんていう場合には意識してこれを行っています。
また、相場が肌に合わない時は「チャンスだ!」と
思えることが減るため、必然的にトレード回数は減ります。
2.やり方を変えてみる
どんなに優れたトレード技術を持っていても、
まったくスタイルを変えずに長年勝ち続けることは
非常に難しいです。
相場が急変した時などは特に
「自分のやり方を相場に合わせる試み」
必要になってくるでしょう。
今までの自分のスタイルを見直して
「利をもっと伸ばしたほうがいいんじゃないか」
「INをもう少し早くしたほうがいいのかもしれない」
というように少しずつ試行錯誤して変えていくのが一般的です。
さて、今回注目するのは2番の
「やり方を変えてみる」事について。
1人で試行錯誤することももちろん良いのですが、
好調なトレーダーを参考にしてみたほうが
近道である場合が多いです。
似たタイプのトレーダーばかりだったり、
あまり上手くないトレーダーとばかり
数人ぐらいでつるんでいるだけでは、
全員が勝てなくなってしまうこともありえますが…
それなりに実績のあるトレーダー10人ぐらいと
つるんでおけば、どんな相場が来ても
誰かしらは絶好調だったりするものです。
トレーダーは孤独だ、とよく言われます。
確かに売買をしているときは1人ですし、
あなたの変わりに判断してくれる人もいなければ、
ミスをした時に助けてくれる人は誰もいません。
ですが、お互いの視点の確認や情報交換においては、
他のトレーダーとの関わりがあって損することはあまりありません。
(自分がズバ抜けて上手い場合は別)
効率云々だけではなく、より楽しくトレードが出来て
モチベーションを高めることにも繋がります。
普段は地域や期別などで仲の良いグループを作って
協力関係を築くことで有利を築こうとするが、
いざレースとなると仲間を蹴散らしてでも1着を狙う…
もちろん完全に個人プレイに徹するのも自由。
このあたり、いわば競輪や競艇の選手に近いのかもしれません。
(それらの世界に詳しいわけではないので、
 ニュアンスが間違っていたら申し訳ありません)
トレーダーは彼らのようにプロになるための
厳しい選抜試験もなければ、身体を酷使したり
怪我の危険があるわけではありません。
そう考えるとラクなものです。(と、思いたい…)

本日のツイッターにて

あるトレーダーさんと話してたら興味深いメッセージを頂いたんで、
本日はその会話をブログネタに!
(ネタにする許可は得ています)



小学生の時に将棋流行ってて、
親父は好きだから相手して貰ってたんです。

で、どうやっても勝てないから本読んで挑戦するんだけど、
勝てない…

本読んだら勝てると思ってんのかwって言われる始末。。

これって株にも言えるなと。
本読んだら勝てると思ってる人多いんとちゃうかな?

このメッセージを読んで…
まあ色々思うところはありますが、まず思ったのは
親父さん、容赦なさすぎ!笑
小学生相手に全力で叩き潰した挙句、
「本読んだら勝てると思ってんのか」
かなりの大人気無さ。さすがです。


小学生で「なんとか勝ちたくて本を読んで勉強する」
という発想に自力で辿りつき、それを実行するのは
なかなかのガッツが必要だと思います。
そのガッツをも一蹴する親父さん。
勝負事とはえてしてそういうものなので
現実を教えるという意味ではアリかもしれませんが…
一歩間違えたらグレてしまいそうな気がします。

私が父親になったら子供に全く同じ事しそうですが。
まあ、それは置いといて。
「本読んだら勝てると思ってんのか」というこの台詞。
これは心に突き刺さるものがあります。
ホント、素人がちょっと本を読んで勉強したところで、
好きで長年やっている人にはそうそう勝てない、というのは
どの勝負事でも共通なのですよね…
もちろん、株も含めて。
本を読むことは上達への足がかりにはなりえます。
それだけで完結させてしまうのではなく
1.本やインターネット上などで知識をインプットする
2.インプットした知識を取り入れて実践する
3.実践で自分なりのロジックやコツを見つける
この1~3の流れを繰り返して繰り返して、
それこそ何度も行って、少しずつ上達していく。
これが結局のところ一番の近道なのだと思います。
(囲碁や将棋、麻雀などもそうですものね!)

インサイダー?不正アクセス?

ひさびさの更新になります。
相場つきが凄まじく良かったので、
更新する暇があれば必死で売買して燃え尽きて…
というような生活をしておりました!
相場が良すぎるのも問題ですね(苦笑)
さて、相場については今更語ることもないので、
今日は日経新聞の一面にも載っていた
次の事件について一言二言。
(ニュースサイトへのリンク有)
企業関係者からの情報伝達に当たらないため
インサイダー取引での立件を断念した、という部分が
一番興味深かったです。
不正アクセス程度の非常に軽い罪で終わる可能性が高いのです。
面白いことに、このニュースについての感想を聞いてみると
一般の人はそれほど興味が無いか、
もしくはインサイダーにならないという罪の軽さに怒りを覚えたか。
といった程度の反応だった人が多かったです。
一方、いわゆる勝ち組トレーダー達は口を揃えて
「公募増資・自社株買い・決算情報など見放題でトレードして
いくらでも儲かっただろうにインサイダーにすらならないの?
そんなことなら自分もこの方法をやっておけばよかった!
ローリスクハイリターンじゃないか!」
と感心していたのです。
(つまり、人から情報を引き出せばインサイダー取引のリスクと
隣り合わせだが、HPを覗き見てもそのリスクが無かったことに対し
「リスクを抑えるこんな抜け道があったのか!」と感じていた)
倫理的には勝ち組トレーダー達の考え方は良くないかもしれません。
ですが、リスクを計算しつつ貪欲に高いリターンを求めるその姿勢には
見習うべきものはある、と私は考えております。
もしあなたがこの文章を読んで後者の考え方に賛同できるようであれば、
もしかしたら相場で大きなリターンを得られる可能性が高いかもしれません!