文章について、徒然と

昨今、若者の本離れが叫ばれております。

確かにその通りで本からは離れているのでしょう。
ですが、おそらく今の若年層は数十年前のその層と比べて、
目にしている文章の量は大きく増加していると考えます。
それと同時に書く文章の量も増えているでしょう。
大きな要因はインターネット環境の充実化です。
一昔前は自分の文章を多数の人物が読む機会は
かなり限られていたのではないかと思います。
今では文章を発信する媒体も書きづらいテキストサイトから
扱いやすいブログやSNS・ツイッターなどに移行し、
多くの人が気軽に文章を発信するようになりました。
そしてスマートフォンの普及により
その流れは一層加速したと考えられます。
電波さえ届けばどこにいてもちょっとした隙間時間に
文章を読んだりやりとりすることが出来るのですから。
今のインターネットに溢れている文章量は凄まじい量です。
また、その質もどんどん向上していると言えるでしょう。
しかしいくら膨大な量の文章(情報)に触れても、
人間の処理能力には限りがあります。時間も有限です。
故に、誰もが読む文章の「取捨選択」を迫られます。
(その取捨選択を経てここを読んで下さっている読者に感謝!)
この取捨選択は大きく3つの条件によってなされると考えています。
その条件とは
・内容
・書いている人間
・文章の読みやすさ
の3つです。
内容が興味あるテーマであったり、有益な内容ならば
それに時間を費やして読もうとします。
書いている人間、というのも重要です。
友人や近い関係の人が書いた文章ならば
さほど興味の無い話でも読むことが多いでしょう。
この2つは誰しも納得かと思います。
この2つと同じぐらい重要ですが見落とされがちな条件。
それが「文章の読みやすさ」ではないでしょうか。
ざっと感じたことですが、下の3つを実践している文章は
テンポ良く読めます。
・漢字を多くしすぎない(3割程度にする)
・冗長な表現を避ける(削れる言葉は削る)
・1つ1つの文章を短くする
文章を発信する際は(特にインターネット上では)
この3つに気をつけるとかなり違うのではないかと考えます。
自分が一番出来ていないのは
「冗長な表現を避ける」という点なので、
まずここを改善していきたいところです。
【追記】
ちょっとまわりくどい表現のほうが迷いがあったりとか、
そういう思いが文脈の中に隠れている気がするので、
そのままが良い。という意見も頂きました。
あまり急に変えるのではなく、少しずつ気をつけてみます。
そしてこの日記の致命的な欠点として、
「結論が冒頭にない、しかもいまいちわかりにくい」
ということがあげられます。
これもアウトっちゃアウトですね(笑)

富裕層増税について

富裕層増税、62%が「妥当」 

今話題になっている富裕層増税問題。
ネット上でも賛否両論です。
まず、この増税はどういった人をターゲットにしているか。
この増税の対象になるのは課税所得が
1800万円を超える部分についてだと認識しております。
(ここはそう確定したわけではないので注意してください!)
つまり、ぶっちゃけて言ってしまえば
大多数の人には影響がないと言えます。

影響がある人にしても、例えば課税所得2000万円の人ならば
1800万円を超える200万円分の税率が5%上がるだけ。
総収入に対しては0.5%の増税にしかなりません。
参考までに、節税を行いづらい給与所得者の場合だと
日本全体でおよそ17万人に過ぎません。
こういった少人数の人しか対象としていない増税をした所で、
税収入は大して増えないと思われます。
(仮に20万人から平均50万円ずつ取っても1000億円。
 今の日本の税収全体から比べると1%にも遠く及びません)
消費税増税の不満を解消させるガス抜きの目的で、
「富裕層からも絞り取るからお前ら我慢しろよ!な!」
とアピールする意味合いが強いのは間違いないでしょう。
(この増税の対象となる人は前述したように非常に少ないため、
 彼らの選挙での影響力(票数)も少ないのもポイントです)
個人的には富裕層を叩くことは人材の流出に繋がり、
自国経済全体のパイを萎ませてしまう危険があり、
あまりするべきではないと考えております。
が、日本は地理的にも言語的にも、外国に移住するには
敷居が高い国です。最高税率を5%上げたところで
本当に外国に移住してしまう人はそう多くないでしょう。
そう考えるとうまいバランスかな、という印象は受けます。
(個人的には増税をするならば終末期医療などを
 まず見直して欲しいという思いはありますが…)

ウォーレン・バフェットの名言

ウォーレン・バフェットの言葉で
ポーカーをやり始めて20分経っても
まだ誰がカモなのかわからない人は
自分がカモなのだ。
という言葉があります。
こちらのページの一番下に書いてあります。
 他にも思わず納得してしまう名言がいっぱい!)
私もポーカーをやるので、これには非常に納得できます。
それと同時に、相場で勝つためには
誰がカモなのか、それとも自分がカモなのかを認識できる
能力も非常に重要ですが、それ以上に
自分がカモだと判断したら即座にそのテーブルを離れられる
これを実行できる事が何よりも大切なのではないかと思いました。
さて、もう日付が変わって月曜日。
となると SQ→選挙→クリスマス相場→年末相場 の
流れの中に、どこにミサイルイベントが食い込んで
くるのかが気になるところです。
また、経験上12月はIPOなどの投機的な株も
非常に好調であることが多いので、
腕に自信がある方はそのあたりを狙うのも
面白いかもしれません。

知人のコツコツトレーダーの習慣

知人に1年で数営業日、少ない時では1~2営業日しか負ける日が無く、

すさまじい安定性で毎日コツコツと利益を積み上げている
(コツコツといっても月数百万)凄腕のトレーダーさんがいるのですが…
驚くべきことに、ほとんどの日は勝っているのにも関わらず、
「毎朝、今日は勝てるんかなぁという不安な気持ちしかない」
と言っておりました。
そして彼は毎朝コンビニで買い物をする時に50円ぐらい募金したり、
トイレの掃除をしたりして寄り前の時間を過ごすそうです。
それが「勝てる秘訣かもしれない」と言っておりました。
なんだかこの話を聞いて、アスリートのゲン担ぎみたいだなぁと
感じました。客観的に考えたら関係あるはずないんですよね。
50円募金しようがトイレを掃除しようが相場の動きとは
全く関係が無いはずですから。
おそらく、自らのメンタル的な部分をその「儀式」によって
寄り(9:00)までにベストの状態に持っていくことを
目的としているのだと思います。
そう考えると、効果は十分あるのでしょう。
(また、朝に掃除をして身体を少しでも動かすことは
 脳の働きを活発化させる上でも効果的に思います)
いまいち勝ちきれない時、精神的に辛い時などは
朝の「50円募金」「トイレ掃除」をはじめてみることで
メンタルのコンディションが上がって案外収支も改善するかも…?
 
(※このブログは本人の許可を得て書いております)

コンビニの優待買い物券について徒然と

イマイチ近くに店舗が無いため、取ったままで放置していた
ポプラ(7601)とスリーエフ(7544)(←どちらもコンビニエンスストア)
の優待券(買い物券)の期限をふと見てみたら…
なんと両方とも今年の10月31日まで!!
明後日までに使わないと紙切れになってしまう…?
というわけで、散歩も兼ねて大急ぎで消費してきました。
両方あわせて5500円分…(!)
コンビニで5500円分(実際は端数もあるのでそれ以上)の
買い物をするなんてことはなかなか無いので、
ちょこっとだけ新鮮な「大人買い」の気分でした。
(ずいぶんとわびしい大人買いですが…)
さて、今回の件で考えた事ですが、
・優待の期限は気をつけておかないといけない
・コンビニで5500円分の商品を買うと「重い!」
という現実と向き合った所までは前置きとして、
・優待で買い物券を提供するというのは、コンビニエンス
 ストアチェーンの戦略としてはどうなのか!?
はい、こちらが今回の本題であります。
ポプラ・スリーエフともに持っている株数に応じて
株主優待券として買い物券
(おおよそ何でも買える。ただしプリペイドカードなどは不可)
を貰うことが出来ます。
年間優待利回りでは、最も効率の良い取り方をした場合
現在の株価でポプラが4%弱、スリーエフが約1.5%です。
どちらもなかなか魅力的な数字と言えます。
ポプラは2011年末時点で685店舗。
分布は次のようになっております。
かなり偏っていますね。
中国地方を中心に展開していて、関東にも少し。
スリーエフの分布図はこちら。
こちらもかなり偏っており、
四国地方メインで関東にも出店しております。
店舗数もまったく同じ685店舗。(2011年末時点)
店舗数などの詳細は
こちらを参照しました。
(参考:セブンイレブン13685軒、ローソン10447軒。
 ポプラとスリーエフは9位タイとなります)
何故こんなに偏った出店をしているのか?
という事に関しては今回はさほど触れないでおきますが、
一言で言うと「流通面等でのメリットを最大限生かすため」
考えられます。
詳しくはドミナント戦略のwikiを見るとわかりやすいかと思います。
さて、これを見ていくうちに思ったことなのですが、
折角優待があっても、ポプラやスリーエフクラスのチェーンでは
近くに店が無い人が非常に多いのではないだろうか?
(一応、ポプラの優待は買い物券と引き換えに
珍味菓子詰め合わせとも交換可能で、
1度そちらと交換したこともあるのですが…
人を選びそうなラインアップでした。。。)
⇒ならば、その分を配当や内部留保に回した方が良いのでは!?
(株をより高値で買う人も増えるのでは?)
優待には「イメージアップ」の意味合いもあるので、
数字以上のリターンを企業にもたらす場合はありますが…
コンビニにはそれもあまりあてはまらないように思えます。
理由を述べますと、
一般的な人が利用するコンビニエンスストアを選ぶ時の基準は
1.近いこと、もしくは便利な立地であること(駅と家の間など)
2.好みの商品(プライベートブランドや食料品など)があること
  もしくは商品が充実しているか比較的安価であること
この2点に尽きると思います。
特に1の「近さ」は重要で、徒歩2分のコンビニと
徒歩10分のコンビニがあれば、余程の事が無い限り殆どの方が
徒歩2分のコンビニをメインで利用するのではないでしょうか。
つまり、多くの人にとって「微妙な遠さにあるコンビニの優待券」を
貰った所で、そこの常連にはなり得ない、と考えられます。
私のように券だけ使ってハイおしまい!となる気がします。
万一、近さ・商品において拮抗している場合ならば
「優待貰ったしあのコンビニ行くか~」といったように
イメージアップによる効果も期待できそうですが、
全国で700店舗クラスの規模のチェーンで、それに当てはまり
取り込める客は果たしてどれほどいるのでしょうか。
ぶっちゃけて言いますと、さほどいないでしょう。。
もしかしたら、どうせ見ている人も少ない株だろうから
「地元の人だけにでも買っておいてもらえばいい!」
といったように、幅広い人に株を買ってもらうことは最初から諦めて、
特定地域の人に株を買ってもらう「ある種のドミナント戦略」を
取っているのでしょうか。
確かに両銘柄とももともと流動性が低いので、少数の個人株主が
じっと持っているだけでもそれなりに浮動株数が抑えられ、
結果として株価維持に繋がりそうな気はしないでもないですが…
それにしても効率としてはどうなのだろうか…
うーむ、、、考えれば考えるほど、謎が深まります…

「勝負しない」ことの重要さ

今日の日記はどちらかというと
「バリバリ専業で稼ぐぜ!」というよりは、
「兼業でプラスを目指したい」という方向きの内容です。
昨日、某兼業トレーダーさんと話をしていて。
その兼業トレーダーさんは本業をシッカリやっている方で、
株は比較的片手間、余裕資金でやって儲かったら小遣い!
ってスタイルでやっている感じの方なのですが。
彼の基本スタイルは目をつけていた銘柄が安くなったら買い、
高くなったら売る、それがほぼ全て。
利食い所はある程度上がって過熱感が出てきた時。
損切りはあまり行わず、余裕のある範囲でナンピンは行う。
ファンダは殆ど見ていないとのこと(PER?何それ?ってレベル)
弄るのは大型株ばかりで、成長株に乗っかるなどはしていない。
他に特筆するような得意技や発想などは特に無いらしい。
このスタイルで2007~2012年まで継続的に勝っているのです。
ハッキリ言ってしまうと、バリバリ勝っている人から見ると
「なんつ~適当なやり方なんだ!」って印象を受けるかと思います。
おそらくですが、同じようなスタイルでやっている方で
「2007年からボロボロなのに…」という方は多いのではないでしょうか。
実際、同じようなスタイルの人は割と負けているのです。
では、彼が何故勝てているのか?と考えてみることにしました。
(2007~2012年はまぐれで継続して勝てる相場とは思えない)
すると1つの答えというか、確信めいたものが浮かんできて。
おそらく彼は「INしすぎてない」のだと思います。
得意銘柄が本当に得意な形になった時にしか勝負せず、
その時も株式に割り振った余裕資金の数分の1を投入するだけ。
(余裕資金の)全力を投入している所をほぼ見たことが無い。
慣れない銘柄や苦手な銘柄(←これはきっちり把握している様子)には
ほとんど入らないか、かなり慎重なロットでしかINしないか。
あと、仕事が忙しい時は基本的にあまりポジを持っていない。
おそらく、こういった所が肝なんだなぁと思いました。
考えてみれば、負ける人に共通するポイントって、
「勝負しすぎる」んですよね。
例えば麻雀でも、下手な人は大抵「勝負しすぎて」負けてます。
オリ過ぎて負けている人は比較的少ないでしょう。
麻雀はオリてばかりだと「ツモられた時に損害がある」
「3人もいるから完全にオリるのは無理」というふうに、
オリてもマイナスを喰らうことがありますが、
株は「勝負しない」という選択肢を選んだところで、
基本的にマイナスはありません。せいぜい機会損失ぐらい。
つまりオリるコストがゼロなので、無駄な勝負をしない人が
余計有利になるシステムです。
無駄にあまり得意でない所で勝負をしていないから、
負けが溜まらず結果的に継続してプラスが出せる。

そういう事なのかもしれません。

「癒される」からもう1歩先の思考に

大変厳しい相場が続いています。

日経平均は9000円をあっさりと割れて現在8950円前後。
下げきった個別が一旦リバウンドするかのような動きを見せてから
結局不発に転じて下がっているものが多く、やりづらいです。
まわりを見てもかなり多くの人が苦戦している様子です。
さて、話は変わりますが、有名なトレーダーが毎日の収支を
公開しているブログって沢山ありますよね!?
有名なトレーダーが大きなマイナス収支を発表した時、
それを見て『ああ、なんだか癒された』と安心して喜んでしまったり、
『俺だってこんな負け方はしないな~』と優越感を感じてしまったり、
そういった感情を持ってしまった事はありませんでしょうか?
もちろん、そんな感情を持たないのが一番喜ばしいことではあります。
ですが、人の不幸を喜んでしまったり、ついつい優越感を
持ちたくなってしまうのは誰にでもある事なので、
そういう傾向があったとしてもそれはごく自然なことです。
必要以上に自分を責める必要は無いと思います。
肝心なのはそこからです。
他人が負けたのを安心して(喜んで)眺めているだけではなく、
『この人がこんなに負けるぐらいなんだからキツイ相場なんだなあ』
『どうすればこういう負けを避けられるか、勝ち続けられるだろうか』
と、もう1歩踏み込んで考えることをセットにしてみては如何でしょう?
それだけのことでも、確実に効果があると思います。
特に、自分と比較的近いタイプのトレーダーが大敗していたら、
尚更用心深く考えてみる必要があります。
自分と似たトレーダーが大敗しているというのは、
自分のスタイルが通用しづらい相場になっているぞ、ということを
かわりに教えてくれているようなものですから。
他人の大敗を見て、気を引き締める。
この考え方こそがあなたの大敗を減らしてくれると思います。