「勝負しない」ことの重要さ

今日の日記はどちらかというと
「バリバリ専業で稼ぐぜ!」というよりは、
「兼業でプラスを目指したい」という方向きの内容です。
昨日、某兼業トレーダーさんと話をしていて。
その兼業トレーダーさんは本業をシッカリやっている方で、
株は比較的片手間、余裕資金でやって儲かったら小遣い!
ってスタイルでやっている感じの方なのですが。
彼の基本スタイルは目をつけていた銘柄が安くなったら買い、
高くなったら売る、それがほぼ全て。
利食い所はある程度上がって過熱感が出てきた時。
損切りはあまり行わず、余裕のある範囲でナンピンは行う。
ファンダは殆ど見ていないとのこと(PER?何それ?ってレベル)
弄るのは大型株ばかりで、成長株に乗っかるなどはしていない。
他に特筆するような得意技や発想などは特に無いらしい。
このスタイルで2007~2012年まで継続的に勝っているのです。
ハッキリ言ってしまうと、バリバリ勝っている人から見ると
「なんつ~適当なやり方なんだ!」って印象を受けるかと思います。
おそらくですが、同じようなスタイルでやっている方で
「2007年からボロボロなのに…」という方は多いのではないでしょうか。
実際、同じようなスタイルの人は割と負けているのです。
では、彼が何故勝てているのか?と考えてみることにしました。
(2007~2012年はまぐれで継続して勝てる相場とは思えない)
すると1つの答えというか、確信めいたものが浮かんできて。
おそらく彼は「INしすぎてない」のだと思います。
得意銘柄が本当に得意な形になった時にしか勝負せず、
その時も株式に割り振った余裕資金の数分の1を投入するだけ。
(余裕資金の)全力を投入している所をほぼ見たことが無い。
慣れない銘柄や苦手な銘柄(←これはきっちり把握している様子)には
ほとんど入らないか、かなり慎重なロットでしかINしないか。
あと、仕事が忙しい時は基本的にあまりポジを持っていない。
おそらく、こういった所が肝なんだなぁと思いました。
考えてみれば、負ける人に共通するポイントって、
「勝負しすぎる」んですよね。
例えば麻雀でも、下手な人は大抵「勝負しすぎて」負けてます。
オリ過ぎて負けている人は比較的少ないでしょう。
麻雀はオリてばかりだと「ツモられた時に損害がある」
「3人もいるから完全にオリるのは無理」というふうに、
オリてもマイナスを喰らうことがありますが、
株は「勝負しない」という選択肢を選んだところで、
基本的にマイナスはありません。せいぜい機会損失ぐらい。
つまりオリるコストがゼロなので、無駄な勝負をしない人が
余計有利になるシステムです。
無駄にあまり得意でない所で勝負をしていないから、
負けが溜まらず結果的に継続してプラスが出せる。

そういう事なのかもしれません。