1/19(木) 相場雑感

今日もなかなか強い相場でした!


エンジュクさんにブログを書かせてもらう事になった途端
なんともタイミング良く強い日が続いています。

縁起のいい事ではありますが、
「上げ相場じゃなくっても、生き残るために」
なんて副題をつけてしまったのに
こんなにするする上げちゃったら立場が無いな~、と
少し複雑な気分です。
ただ、今日もTOPIXの上げが少し鈍いのが少し気になりましたが…
(銘柄により当たりハズレが大きい感じもありますね)
一昨日取り上げたDena(2432)は前場に大きく下落、
そして後場には一気に強烈な急騰と極端な動き。
リバウンドしてつけた高値は1892円。
(↓が今日のDenaの5分足チャートです)
Dena2.png
ただの偶然か実際に影響があったのかはわかりませんが、
以前の1900近辺のシコリにモロに跳ね返された形になりました。
とは言え、比較的似た値動きだったGREE(3632)や
サイバーエージェント(4751)と比較すると
リバウンド後にしっかりした値動きをしていたので、
果たして明日も勢いが継続するのか注目しています。

1/18(水) 相場雑感

今日は後場開始直後の吹き上げが見事でした!

最近日本市場は特に力強さに欠けていただけに、
ザラ場中に日経がこれだけするすると上昇したのは
ひさびさに見た感じがします。
日経平均先物は始値8450円に対して、一時8600円まで上昇。
最後に少し垂れたものの、まずまず強い相場でした。
ただ、日経平均が+0.99%上昇したのに対して
TOPIXは+0.47%しか上がらなかったので、
個別株は微妙だなあと感じた方も多いかもしれません。
個別ではここ最近の祭りの主役・日本橋梁(5912)が
多少危ないところを見せながらも今日もストップ高。
この祭りはいつまで続くのだろうか…
ただ他の建設・道路株は反落したものも多かったです。

あと強さが目立ったのは東京電力(9501)。
企業向け電気代金の値上げ発表と、政府が原発の運転期間延長
(40年→60年)を例外的に認める方針と報じられたことが
好感されたためか、資金が集まり上昇。
他の地方電力株もこの発表を好感したか、概ね堅調でした。



これらの影に隠れて目立ちはしないものの、
コアな所ではエルピーダ(6665)も米マイクロン社との提携を進めるとの
報道の影響を受け、一時前日比+10%以上の上げ。

ただ、「いつものお約束」で引けまでにはだいぶ垂れてしまいました。

この銘柄は株価がある程度下がるたびに
頻繁に「提携しちゃうぞIR」を出して朝は噴くのですが、
毎回のように9:30前には天井をつけて垂れてしまうという、
かなり投資家泣かせな動きをすることが多いのです。

(もはや、この会社の出す提携ネタのIRは“狼少年”のように
 市場から扱われているのかもしれませんね)


これを逆手に取って、そろそろIRが出るかな?って所まで下がったら
頃合いを見て仕込んでおいて、IRが出たら朝早いうちに売却!
なんて投資法ももしかしたら面白いかもしれませんね。

とは言え、財務・業績ともにたいへんリスキーな銘柄なので
いつ何が起こるかわかりません。
投資は自己責任で!! と強く断っておきます。


(おまけ)
↓本日のエルピーダの5分足です。9:30以降の株価・出来高が…

erupi.png


1/17(火) 相場雑感など

今日は建設・道路関連株の値上がりが凄かったですね。

値上がり率ランキングを見ても、上位は建設・道路関連ばかり。
見事なぐらいにズラーッっと並びました。
こういった株に上手く乗れる方は良いですが、
乗れない方にとっては歯がゆい相場かもしれません。
かくいう私も乗れてない側の人間です。
とは言っても、乗れないなら乗れないなりにやりようはあります。
一部の業種の株に極端に資金が集中する際、
必然的にそれ以外の所からは資金が逃げていくことが多いです。
つまり今日の場合だとたとえ建設株に乗れなくても、
資金が逃げ出しそうな銘柄を早めにカラ売りで叩いておけば
それなりのリターンが期待できるということになります。
経験から判断しますと、資金が逃げ出しやすい銘柄は「資金が集中している業種と遠い業種」であり、「投機的な売買が集まっていそうな銘柄」が最有力候補になります。
難しいのはその中で実際にどの銘柄を選ぶかですが、
今日はその銘柄選びに使っているやり方の1つを紹介します。
例えば、以下のチャートを見てください。
Dena1.png
このチャートはDena(2432)の日足で、右端の大陰線が今日(1/17)です。
左に表示されている価格帯別出来高は昨日までの分です。
(必ずしも正確ではないので、目安程度に見てください)
昨日の段階で、「1/4から暫く大きく下がった後、1900~1950程度の
狭いレンジで3日間膠着状態であった」ことが日足チャートから
読み取れると思います。
ここで、この価格帯別出来高に注目です。
1900円前後で大量の売買が発生しているのが曲者です。
ざっくり結論を言うと、この「大量に売買された地点」を突き破って
株価が下落すると、それは大きな下落になりやすいです。
つまりこの場合だと、1900円を割れた1870~80円あたりで
カラ売りを仕掛けるのが面白い、ということになります。
仮に大きな下落にならず株価が再び上がり出しても、
大抵の場合1900円近辺で戻り売りに押されますので
そこで一旦損切りをするなどして対処すれば、
大きな損になることが少ないです。
この傾向はカラ売りの際だけでなく、買いの場合にも使えます。
例えば、1900円台で「安くなった。買おう!」と
買いでこの株を仕込んだとします。
この場合でも、損切りラインを「逆指値」で1900円の少し下
(1870~80円あたり)に置いておくことによって、
大きな下落に巻き込まれるのを回避することが出来ます。
下落後にまた買って仕込みなおせば、差額分有利になります。
いわば守備的な戦略です。

もちろんその逆指値に引っかからず、無事に株価が上がれば
めでたしめでたし、です。

こちらの使い方のほうが多くの人にとって実用的かもしれませんね。
もちろん、これはあくまでも「傾向」に過ぎず、
100%この通りの値動きになるわけではありません。
ですが、頭の隅に置いておいて損は無いと思います。
以下もう1例、似た例を出しておきます。
日東電工.png
銘柄名は内緒です。
こちらは価格帯別出来高は2営業日前(~1/13)までのものです。
Denaと比較的似たチャートで、2800円近辺がキーになっています。
(他の価格帯と比べて出来高が突出しています)
こちらは面白いことに、年末に一旦2800円付近を割り込んだのですが
新年のご祝儀相場で1度復活したものの、結局1/16になって
大きく下げてしまったパターンです。

はじめまして!

本日よりエンジュクさんでブログを書かせていただくことになりましたTyun(ちゅん)と申します。

私は6年間、日本株の短期投資1本で生きてきましたが、優れた相場観や
知識を持っているわけでもなく、特別大きな収益をあげているわけでも
ありません。ただ1つ、どんな厳しい相場でも大きく負けないことを主眼に置いて、コツコツと少しずつ勝ちを積み重ねることで生き延びてきました。
ここ数年、株式市場は株価も低迷し、売買高も少ない状態が続いております。また、リーマン・ショックや東日本大震災など、
非常に大きな暴落もありました。
辛酸を舐めさせられた投資家も決して少なくないと思います。
厳しく急変する市場環境下で、特別な能力を持たない者が、いかにして
大敗を避けて生き残るか。そのために日々実践している事、
見ている事などをリアルに書いていきたいと考えています。
若輩者ですが、どうぞ宜しくお願い致します。一緒に生き残りましょう!
                    2012年1月17日 Tyun