スタートトゥデイの話を続けて日記に書いてたら

まさに丁度ピッタリのタイミングで社長さんがやってくれました。

(↑にリンク貼ってあります)
下方修正で株価が大きく下落しちゃって
キレちゃったのでしょうか。
それとも、今話題の炎上マーケティングなのでしょうか。
いずれにしろ東証1部上場企業の社長の行動としては
デメリットが大きい気がしますが…
それにしても、こういった例を見ると
『有名人・責任のある立場の人間というのは窮屈なものだなあ』
と感じてしまいます。
ここ数年、SNS・ツイッター・ブログ等が飛躍的に普及した事で
有名人や大きな会社の経営者などが、広く大衆に向けて
気軽にリアルタイム性のメッセージを送信したり、
あるいは双方向のコミュニケーションを取ることが
たいへん容易に行われるようになってきたと思います。
それ自体は歓迎すべき事でしょう。
ツイッターなどのツールは上手く使えば
自分の好感度アップや会社の宣伝に大変役立ちますし
何より非常に楽しいものでありますが、
ひとつ間違えれば(失言をやらかしてしまうと)
恐ろしい速度で拡散されてしまいイメージダウンに繋がってしまいます。
『有名人・責任のある立場の人間だからといって
 誰もが大人の対応が出来るわけではない』
のですから、こういった例はしばしば起きるでしょう。
似た例では、以前にグリーの社長が利用者を馬鹿呼ばわりしたり、
周りに利用者が居ないと言っている人を世間知らずと罵ったことで
だいぶ叩かれていたことなどが記憶に新しいです。
そもそも、インターネット上で不特定多数の人間が
1人の人間を「叩く」というのは今にはじまった事ではありません。
私が知っているだけでも10年・15年前からあった事です。
(人間は匿名であったり相手と距離が離れていると
 攻撃性が高くなることが証明されています)
ただ、当時と今で致命的に違うのは、
「ツイッター・2ch・まとめサイト等で凄い速度で拡散される」
「結果、炎上の規模が非常に大きくなった」
「また、叩かれる対象として、有名人・著名人(の失言)が多くなった」
こういった事ではないのかなぁ、と思います。
昔だったら、せいぜい掲示板が荒らされたり、
匿名でやっているブログが荒らされたりなどと
その程度であり、精神的には嫌なものですが
実質的な被害は殆ど無いのが普通です。
ですが、今は傾向が変わって来ました。
一般の人でも、mixi等で重大な失言(飲酒運転をしたなど)
をしてしまった場合、退学や失職などの
相応のペナルティを受けることが多くなってきました。
これが有名人や企業の経営者ならばさらに深刻で、
大きなイメージダウンにより仕事が入ってこなくなったり、
会社自体が不買運動を受けるような事態に
発展することもあるでしょう。
こう考えると、影響力は侮れません。
長くなってしまったので結論を言うと、
『これからの時代、インターネット上の批判等を受け流すスキル、
また火種を作らないようにするスキルが、大きな会社の
経営者に求められる1つの素養となるのではないか?』
と考えております。
個人的にも社長が暴言ばかり言っていたり、
一般人相手に絡んだりするような会社の株は買いたくないですし、
投資先を選ぶ際にはそのあたりも一考したほうが良いのかな、
という思いもあります。