JALのIPOについて(雑感)

今回はJALのIPOについて。
あちこちの証券会社から連日必死の営業電話攻勢です。

業績面で割安とか税金免除で美味しいとか

それなりに魅力的なフレーズを並べ立てて
あの手この手で買わせようとしてきますが…
ハッキリ言ってしまうと
値動きの強さを決めるのは100%需給であり、理屈では無い
要するに売りたい人よりも買いたい人(欲しい人)の勢いが
強くなければ株価というものはドンドン下がってしまう
買いたい人の勢いが売りたい人のそれより強くならない限り
株価は上がることはない
自分はまずこの考えが頭の根底にあります。
そして、今の日本市場にJALの6000億円を吸収する力は無い
(つまりJALという株を「強く欲しがる人」の数が、
JALの規模に対して圧倒的に足りてないのではなかろうか)
つまり、JALの需給は上場後暫く好転する事は無いだろう
と、考えております。 
(そもそも、欲しがる人が多ければ証券会社も
僕なんぞに怒涛の電話攻勢はかけてこないでしょう。笑)
よって、JALの上場後の値動きはFacebook型(公募価格を割らずに
寄るものの即座に公募価格を割れてしまいそのまま復活せず)、
もしくは最初から公募割れの可能性も十分あると考えています。
いずれにしろ、今回のJALに関しては公募を取るにしても
セカンダリを狙うにしても今の状態では魅力は感じていません。
日本市場全体がもっともっと活性化し、投資家の裾野が
今とは比べ者にならないほどに広がれば別ですが… 
以上、個人的な雑感でした。
(当たり前ですが当たるも八卦外れるも八卦と考えてくださいませ)