なんとか、値を保っている月曜日ですが…

おはようございます。
日経平均は先週から堅調に推移しており、
一見すると明るい流れに見えるように思います。
が、決算の悪かった銘柄は徹底的に売りこまれ、
日経寄与度の高い一部の銘柄で帳尻合わせをするような日も
決して少なくはなかった上、

そろそろモンスターIPO・JALの上場の存在が

重たくのしかかってくるのではないかと少し心配しております。
個人的にはJALのIPOには全く期待しておりません。
吸収額が巨大すぎるため、今の日本市場では受け止め切れない
だろうという危惧がある上に、そもそもJALという企業そのものに
まだまだ期待ができないというのが私の考えです。
(指標面から見ても割安とは言い辛いと思いますし…)
むしろ市場から資金を奪ってしまうだけの
害悪そのものでしかないと考えています。
JALの再上場、および企業体質に対して苦言を呈している人は
私の知る限りでも山ほどいます。
少し古い記事ですが、個人的にはこの記事にかなり共感しました。
(是非目を通してくださいませ!)
上のURLからの引用になりますが、
以下の文章がとても印象的で、そしてわかりやすかったです。
JALは、なるほど過去最高益を出しているのですが、
本当の意味での体質改善が出来ているかと言えば、
「高コスト体質はまだまだ改まっていない」という指摘もあります。

「普通ならある企業の倒産はより健全なライバル企業の
参入余地を生む働きがあるが、日本では逆のことが起こった。
JALは落第生でありつづけることで政府からご褒美を貰っている」


JALの再生には「お人好し」なユーザーや投資家の度重なる
犠牲に負う面が大きいと思います。その犠牲とは

【一回目】JALが倒産したとき、株主に大損をかけた
【二回目】国民の血税を注ぎ込んだ
【三回目】将来の利益に対する課税免除措置
      (→その分の税負担はいずれ国民にしわ寄せが来る)
【四回目】今回、IPOで再び国民からお金を調達する
このような例が蔓延るようでは、ますます投資家の日本株離れが
進んでいってしまうように思えてしまいます…