昨日は大きく気持ち良くリバウンドしたかと思いきや、
アメリカ下落・円高等々で朝から大きく下げてしまい
結局行ってこいになってしまいましたが…
こういう寄りの安い日こそ、資金が何らかの株に入ってきたら
それは非常に目立つので、寄った後の動きを見ていると
今現在の相場の性質がわかりやすいかもしれません。
例えば、重たい大型株がぐいぐい買われて
寄り底になったとしたら、それ相応の資金が投入されており
ある程度底力のある相場と考えていいのだろうか…
好業績な小型株などが買われているとしたら、
それらの株は割安感が強く意識されてきていて、
少なくとも安値は拾われていると考えて良さそうだ…
仕手株や低位株、テーマ株などに
大きく資金が入ってきたとしたら、市場にはどちらかというと
腰の入った資金よりも投機資金の方が溢れていて、
相場が悪いなりにその投入場所が必要とされているのかな…
やや特殊なケースとして、
ユニクロ・ファナックなどの日経寄与度の特に高い銘柄が
突出しているならば、そこらへんを何らかの理由があって
買いたい人が存在している可能性があるのだろうか…?
その彼らはどうやって儲けを出そうとしているのだろうか?
などなど、様々なことを考えることが出来ます。
何も買われずあらゆる銘柄が寄りからダダ下がりするようなら、
非常に力が無く弱い相場と言えます。要注意です。
(この場合はこの場合で、下げきった所を狙う手もありますが)
いずれの場合も、日本時間に海外の市況や為替などが
大きく変動してその影響が大きく出ているだけの場合も
あるので、そこも考慮する必要があります。
(例えば、寄りから1時間で日本株は0.5%下がったが、
ダウ先物が日本時間の寄りから1時間で1.5%下げていて、
為替も円高傾向だったりした場合。
これは一見ダダ下げ相場ですが、海外市況や為替の影響を
考えるともっと大きく下げていてもおかしくありません。
決して弱い相場ではなく、むしろ比較的底力のある相場と
言えるでしょう。逆も然り。)
なお、株はアメリカ市場の動向、為替は「ドル/円・ユーロ/円」
の影響が特に強く他はそれほどでもないので、
通常は上のものだけを参考にすれば十分かと思います。)
相場の傾向は一旦定まってしまえば数日間あるいはそれ以上
似たような傾向が続くことも多いので、
こういった方法である程度相場の傾向が判断できれば
それは十分に武器となり得ます。
ザラ場が見れない方だとやや苦労するかもしれませんが、
引け後にランキングを見たり、ピックアップした銘柄の動きを
分足チャートで振り返るだけでも効果はあるかと思います!