効率的な頑張り(?)方

最近、時として
「相場で勝てる人ってみんなすごく頑張ってるんですよね?」
といった内容のことを聞かれます。
勿論人によりけりだからなんとも言えないのですが、
私の場合ハッキリ言って全く頑張ってる自覚がありません。
(こんなに怠けてていいのかってぐらいの気分です)
もともと相場が嫌いな人だと、それなりに努力しないと
なかなか勝てない人が多いと思いますが、
相場に興味があって好きな人ならば
努力らしい努力をしなくても割とどうにかなります。
好きこそモノの上手なれ、ってやつなんですよね。
勿論何もしなくていい、ってわけではないんですが、
正しくやるべきポイントをおさえてそれを遂行していれば
それなりに戦えるモンだと思ってます。
そして、その「ポイントの遂行」ってのは好きな人にとっては
「努力」ってほどの大層な代物じゃないと思うのです。
少なくとも、外で1日10時間や12時間働くのに比べたら
格段にラクな作業なのではないでしょうか。
兼業でも、ちょっと夜や休日の空いた時間を使えば
十分にこなしていける範囲内だと思います。
(ただし、「私は1日も負けない!」ぐらいの超精密な
トレードを狙うのであれば話は別かもしれませんが…)
要するに、本来ラクな事でも抑えるべきポイントを抑えてないと
すごーく非効率になっちゃうって事なのかもしれません。
というわけで、肝心のそのポイントについて、
自分の考えている一つの例を以下に書きます。
<第1段階>
『まずはトレード本を読むなり上手い人に教わるなりして、
 最低限の知識を得て、そしてトレードに慣れる』
<第2段階>
『自分のトレードを復習して、良かった事と悪かった事を抽出する』
『その中で一番致命的な悪いポイントを潰すよう心がける』
『連敗が続いて凹んだ時などは、良かった時の行動をトレースする』
<第3段階>
『自分の得意なパターン・苦手なパターンを認識する』
『その上で、得意なパターンのチャートを探すなどの作業をする』
『自分の手法に必要な情報を集める(例:開示情報を見る)』
『自分なりに「相場がこう動いたら、こうするぞ」といった
 プランを考えておく。あらかじめ考えておくと素早く動ける』
『自分の手法と相場の流れが合っているかどうかを常に考え、
 合っていないと思ったら「自分を変える」ように微調整する』
で、この3つを軸として
初心者(最初の3ヶ月ぐらい)は「第1:100% 第2:0% 第3:0%」
初級者(相場に慣れてきた人)は「第1:10% 第2:70% 第3:20%」
中級者(さらに慣れてきた人)は「第1:0% 第2:50% 第3:50%」
上級者(安定して勝てる人)なら「第1:0% 第2:30% 第3:70%」
って感じで、その人のレベルにあわせて
それぞれ違ったウェイトの置き方をすればOKかと思います。
「初級者」の段階が3つ全てをやらなきゃいけなくて
一番大変だと思うかもしれませんが、多分実際そう思います。
この段階だけはちょっと頑張って気合入れないとキツイかもしれません。
また、スタイルによってやる事が変わってくるのも留意して下さい。
例えば第3段段階の「得意なチャートを探す」というところは
私みたいな短期トレーダーだとチャートが軸になりますが、
中長期のファンダ重視の人だとこの部分は
「ファンダの魅力的な銘柄を探す」と置きかえられます。
とりあえず今日のところはこんな感じで。
各所の細かい解説などはまたおいおいと。