サザエさんも終わって

いわゆる「気持ちの沈みやすい時間」になってきましたね…

そして東京市場の開く月曜日も近づいてまいりました!

2/3(金)の相場概況としては、一言で言えば
『とても悪い決算を出したはずの株が一斉に大きく上がった』
と言えるでしょう。
具体的に言えば大赤字決算の電機株を中心に切り返し、
という表現をするのが一番しっくりきそうですね。
代表的なのが、
ソニー 連結最終損益-2200億に(2/2発表) → 株価は+8.06%↑
パナソニック 同-7000億に(2/3朝発表) → 株価は+1.18%↑
シャープ 同-2900億に(2/1発表) → 株価は+2.84%↑
このあたりでしょうか。
特に、ソニーの決算は非常にインパクトがあり、
ある有名トレーダーの言葉を借りると「暗黒決算」とも言うべき
赤字額であったのにも関わらず、蓋を開けてみると
寄りつきからプラス、その後も物凄い勢いで上昇という展開でした。
他、グリーの業績好調発表を受けて、グリーを中心とした
SNS株も大きく値を上げたこと、そして2/2(木)にストップ安になった
SUMCOが2/3(金)はなんとストップ高と驚愕の完全戻し。
業種別では電気機器が値上がり率トップ。
動くところは動いているものですね。
さて今週月曜日からの展望ですが、個人的にはこの
「大赤字決算株切り返し相場」はもう少し続くと考えています。
というのも、2/3(金)の該当銘柄の買いの勢いが相当強く、
心理的にも需給的にもこういった銘柄が1日2日のうちに
大きく売られるのはやや考えにくい…と考えたためです。
逆に切り返し相場が早々に収束するパターンになれば、
再び1月のように低位株などに資金が循環する展開に
なるのかなあ…と睨んでおります。
また、今回の決算シーズンは
「好決算=上げ、悪決算=下げとは限らない」
という傾向が普段の決算よりもかなり強く見られるので、
決算内容の予想に自信があっても安易な持ち越しは
手痛い被害を食らう可能性があるかもしれません。
決算銘柄を持ち越す際には分不相応に大きなポジションを
取らないようにするなど、リスクコントロールに注意を!
なお、アメリカ市場の上昇などを受けて
日経平均先物は2/4(土)の引け時点で8,930円まで上昇しました。
月曜日もよっぽどの事が無い限りこのあたり(8,910~8,930円程度)で
寄りつきを迎えることになると思われます。
それでは、明日からも頑張りましょう!!