個別では普段通り当たり外れはあったものの、
全体を見ると可もなく不可もなく一応強さ継続、といった相場。
売買代金も前日とほぼ変わらず東証1部で1兆円に僅かに届かず。
イマイチ取り上げどころのない相場でした。
そんな今日、目立っていたのは 海運! ですね。
明治海運(9115)、共栄タンカー(9130)、乾汽船(9113)が
いずれも+15%を越える暴騰。相当の資金が流れてきていました。
ただ、商船三井(9104)、郵船(9101)、川崎汽船(9107)などは
一応前日比プラスではありましたが、プラス幅は小さめで、
前述した銘柄ほどには買いが入ってきませんでした。
海運業の中でも
『値動きが軽く、比較的少ない資金で株価が大きく動く株』
が集中して物色された印象です。
また、日経寄与度の非常に高いファーストリテイリングが
綺麗な陽線で+380円(+2.58%)と強かったです。
ファーストリテイリング1銘柄で今日の日経平均を
約15.2円押し上げた計算になります。
ちなみに今日の日経平均は+19円だったので、
ほぼユニクロだけで上げたようなものですね。
(このような現象をここではユニクロインチキと呼びます)
自身の経験からの話になってしまいますが、
循環物色相場で海運が急激に買われたり、
こういったユニクロインチキが発生している場合は
相場の勢いが衰えてきていることを示すシグナルとなることが
多い印象があるので、明日以降注意を払っていきたいと考えています。